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医学の豆知識

42.夏かぜ 2009年6月22日掲載

 かぜの80〜90パーセントはウイルスの感染が原因で起こりますが、そのウイルスの数は200種類以上あるといわれます。多くのウイルスは寒くて乾燥した環境を好むため、冬にかぜ(普通感冒)やインフルエンザが大流行しますが、なかには暑くて湿度が高い夏の環境を好むウイルスもいるのです。エンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エコーウイルスなど)やアデノウイルスがその代表で、胃腸障害を伴うことが多い夏かぜの原因となっています。
  一方、のど、鼻の症状や発熱を伴うことの多い冬のかぜは、RSウイルス、コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどが原因で起こります。春や秋にはライノウイルスが原因で起こるケースが多くなります。

次に夏かぜの代表的な病気を紹介します。

●手足口病

エンテロウイルスが原因で起こる病気です。とはいえ、エンテロウイルスにはたくさんの種類があり、通常の夏かぜの原因となるものとは種類が異なります。手足口病は発熱とともに口内炎や手のひら、足の裏、おしりなどに小さな水ぶくれができるのが特徴で、幼児や小学生によく起きます。通常は数日で治ります。

●ヘルパンギーナ

コクサッキーウイルスが原因で起こる病気です。通常39度前後の高熱で発症し、症状は発熱のみで鼻水、咳を伴わない場合も多いです。口蓋垂(のどちんこ)の周辺の発赤と小さな水ぶくれが特徴です。3日前後高熱が続く場合が多いですが、ほとんど自然に軽快します。咽頭痛が強く、食べ物、飲み物が飲み込みにくくなりますので、刺激の少ない飲み物を与えることが重要です。

●プール熱

アデノウイルスが原因で起こります。
詳しくは医学の豆知識「プール熱(咽頭結膜熱)」を参照してください。

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