40.COPD(慢性閉塞性肺疾患) 2009年1月21日掲載
喫煙歴があって、咳や痰が多かったり、息切れしやすい場合は、「COPD」が疑われます。隠れている病気にご用心を。
「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」は、呼吸の際の空気の通り道である「気管支」や、肺の中の細い気管支の先端にある「肺胞」に炎症が起こって、肺の中の空気の流れが悪くなり、慢性的に息切れが起こる病気です。COPDの患者数は世界的に増え続けていて、2020年には世界の死亡原因の3位になると予測されています。
COPDの主な原因は喫煙ですが、喫煙していない人でも、受動喫煙による影響を受けると考えられます。そのほか、大気汚染や、粉塵などが炎症の原因になると考えられています。
これまで、COPDは“肺の病気”とされていましたが、最近では他の症状や病気つまり、全身の筋肉の萎縮・脳や心臓の動脈硬化・肺がん・骨粗鬆症・うつ等が併存することが多いため“全身の病気”といわれるようになっています。
COPDが疑われる場合は、まずかかりつけ医に相談しましょう。かかりつけ医から専門的な医療機関の紹介を受けて、そこで診断が確定したら、治療を開始します。治療は、専門医から情報を得て、かかりつけ医の指導のもとで行うのが一般的です。
COPDは今のところ完治させるのは難しい病気ですが、「禁煙」、「薬物療法」や「呼吸理学療法」また「運動・食事など生活習慣の改善」によって、症状を和らげ、悪化を防ぐことが可能です。