医学の豆知識
38.川崎病 2008年10月29日掲載
川崎病は主に4歳以下(主に1歳前後)の乳幼児に起こる全身の中小動脈の炎症です。
川崎病は、見た目にはいろんな症状が出てきます(発疹や目の充血)が、体の中では血管の炎症が起こっている病気です。川崎病の症状自体より、後遺症の方がこわい病気で、冠動脈にコブができたり(冠動脈瘤)、冠動脈の拡張、心臓に水がたまったりします。コブが出来ると血液が流れにくくなって、まれに心筋梗塞などおきてしまったりします。しかし、最近は治療法が進歩し、特にガンマグロプリン大量療法により冠動脈病変の発症を減少することができるようになっています。
うつる病気ではないようですが、どうしてこんな病気になってしまうのかはわかっていません。(原因不明)
また、日本では年間、約1500〜2000人、多い年では5000人前後の新しい患者さんが出ています。
(いわゆる風邪のように多くはないけれど、めずらしい病気でもありません。)
同胞発症(1〜2%)があり、数か月、数年後に再発例もあります(2〜3%)。
原因は不明でも、現在は後遺症の検査方法も治療方法も確立していますので、早期に診断し、早期からの治療が大切です。
川崎病の症状:
- 熱が5日間以上続く
- 体中心に発疹が出る
- 目が充血する
- 舌が赤くなる(イチゴ舌)
- 手足(主に指先)のむくみ
- 首のリンパ腺がはれる
以上の中で5つ当てはまれば、川崎病の診断となります。
また、4つ当てはまり心臓の病変があっても診断となります。
補足として、BCGのあとも赤くなることもあります。
また、上記の症状に当てはまらない非典型的例は「不全型」といいます。
上記の症状がおさまってきたら、指の皮がむけます。
熱は、抗生物質・解熱剤の仕様にもかかわらず、炎症がおさまるまで解熱しないのが特徴です。中には、一度おさまった熱が再び出たりすることもあります。
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