医学の豆知識
35.睡眠時無呼吸症候群 2008年5月20日掲載
「日中の眠気」「眠っている間に呼吸が止まる」「起床時の頭痛」「熟睡感が無い」「よくいびきをかく」「夜中に何度もトイレに起きる」「うつ病みたいに元気が出ない」‥‥思いあたる症状はありませんか? また、「高血圧」「不整脈」「糖尿病」「インポテンツ(ED)」「肥満」「メタボリックシンドローム」等の生活習慣病の管理不良ではありませんか?
これらはみな睡眠時無呼吸症候群でみられる特徴です。
睡眠時無呼吸症候群は、英語ではSleep Apnea
Syndrome(SAS)と書きます。10秒以上の呼吸停止=「無呼吸」が1時間に5回以上または7時間の睡眠中に30回以上ある方はSASと診断されます。無呼吸が続くことで体に負荷がかかり生活習慣病になることや、眠気による事故(交通事故、労災事故)に関係するため、ご本人だけでなく社会的にも大きな問題です。有病率は人口の4%、日本には200万人いると言われていますが、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。寝ている間のことなので気がつきにくい、いびきをかく程度で受診するなんて恥ずかしい、痩せ形でもSASの人はいるのに「自分は太ってないから大丈夫」「自分とは関係ない」という思いこみなどで受診者が少ないようです。
SASは治療により無呼吸がなくなり、生活習慣病や眠気などの症状もきちんと管理でき、元気はつらつの生活が戻ってきたと喜ばれる方も多いです。
SASの検査・治療は主に呼吸器科や耳鼻科で行いますが、対応する医療機関は限られています。SASは思ったよりも身近な病気です。気になる症状があれば、まずはお問い合わせの上ご相談ください。
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