19.プール熱 2005年6月27日掲載
プール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウイルスという名前のウイルスによる病気です。夏場、特にプールを介して流行することが多かったため、この様な名前で呼ばれていますが、実際は日常生活での、咳や唾液による飛沫感染も多いと考えられています。
プール熱は、6〜8月の暑い時期に流行するのですが、実は、この病気にかかる人は一年中います。幼児〜学童期にかかることが多いです。
感染すると、5日〜7日の潜伏期間の後、発症します。主な症状は「結膜炎」「発熱」「咽頭発赤」ですが、この症状が必ずそろう訳ではなく、また他に頭痛、筋肉痛、関節痛、全身の倦怠感、食欲不振や嘔吐あるいは下痢などの消化器症状が出現することも多いようです。
特効薬やワクチンもないため、症状をおさえる対症療法が中心になります。かかりつけの先生に処方されたお薬をのみ、結膜炎の症状に対しては点眼薬を、熱が高くて辛そうならば 解熱剤を使うこともあります。
プール熱は、学校保健法の第2種伝染病であり、登園停止の基準は「主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とする。」とされています。登園許可証が必要な場合はかかりつけの先生に書いていただきましょう。
プール熱の予防のため、プールの前後に手洗い、うがい、洗眼をし、また、外出後も手洗い、うがいをしっかりしましょう。家族内で感染者が出たときは、タオルなどの共用はやめ、便中にウイルスが排出されやすいため、おむつ交換後はよく手洗いをしてください。