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医学の豆知識

3.スギ花粉症 2002年3月16日掲載

スギ花粉症とは、スギの花粉に体が過剰に反応し(これをアレルギーという)くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒みをおこす病気です。その他、時に微熱、頭痛、全身倦怠感などの全身症状もみられます。この病気は血液中にスギ花粉抗原に対する抗体が認められ、さらに花粉に対して鼻の粘膜が過剰な反応を示すために起きます。

スギの花粉飛散数は前年度の夏の日照時間と関係があり、天気のよい暑い夏の次の年の春には飛散数が多いとされています。

診断は花粉抗原に対する抗体の確認と鼻水の中の好酸球の確認により行います。

治療は(1)原因であるスギ花粉を避ける事が大切です。新聞、テレビなどで花粉情報が流されているので、飛散の多い日には可能であれば外出を控えましょう。外出する場合は薄手のコートを着て、マスクや眼鏡をかけ、帰宅した場合はコートを玄関先で脱いで「家の中に花粉を持ち込まない」、うがい、洗顔を励行しましょう。洗濯物は家の中で干す、窓は開けないなどが家庭内の防護対策です。幼児は自覚しないまま外で遊びますので、多量の花粉飛散が予想される場合は外出を避けましょう。
(2)薬物療法。くしゃみ、鼻水、眼の痒みに対しては抗ヒスタミン作用のある薬や、抗アレルギー薬が有効です。また、これでコントロールが十分できない場合や鼻づまりを伴うものにはステロイドの局所薬を使用します。抗アレルギー薬は花粉が飛散し始める約2 週間前から開始し、シーズン終了まで継続します。
(3)減感作療法。原因となる花粉アレルゲンに対して抵抗力をつけるため、定期的に注射をする治療法ですが、種々の事情で以前のようには行われなくなってきています。

一般的注意としては(1)抗ヒスタミン作用の強い薬は眠気が出やすいので、自動車の運転などは注意する。(2)花粉症は症状がでている期間も短く重篤な疾患ではないので、ステロイドの注射は通常は必要がない。ステロイドの内服薬が必要な場合もできるだけ短期間に止めるべきである。(3)コンタクトレンズは目を刺激するので、シーズン中は使用しないことが望ましい。などです。

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